パイオニアDCR-111と
SafeDisc2.xの奇妙な関係

 

このページをご覧になられる方へ

本ページにあります内容は私のPC環境において発生した事柄をそのまま記載したものです。
この為これらの事柄が真実であるかどうか確かめる術がない為、完全に個人的な憶測の粋を出ない物です。

内容については一切保証は出来ませんのでご了承下さい。

 

パイオニアのコンボドライブ、DCR-111でSafeDiscの焼き実験を行なった際に、
何故かSD2.5をバックアップしたディスクがSD-M1502で起動した為、バッドセクタを確認した
ころWinCDR7.58でバッドセクタが1個も検出されませんでした。
その後、何回か書き込みテストをしたところ、書き込む度にバッドセクタ数が変化すると言う
よく分からない結果になってしまいました。
一応簡易的なものですが、テストの結果は下記表のようになりました。

注:)DCR-111はRAWモードに対応していない為、完全なバックアップは不可能です。
(Alcohol120%、CloneCD等でRAWモードで書き込もうとすると


但し、SafeDisc2.xはWindows2000環境ではバッドセクタエリア(いわゆるSD1エリア)は
チェックしないらしく、RAW-OFF(SAOも含む)で焼いた物でも起動するという特性が
あり、今回はこの特性を利用して起動実験を行ないました。
(これらの情報はCD-R実験室内(YSSさん運営)のSafeDisc2.5 Part12コーナー内の情報を
参考にさせて頂きました。m(_ _)m)

※2004.6.22追加情報
 同じ松下製のチップを搭載しているSW-9571でも同様の

 

バッドセクタ数
(計測ドライブ SD-M1502 F1012)

起動チェック
(OSはWindows2000SP4)

 

WinCDR
7.58

CDM2.69

CloneCD
4.0.1.10

SD-M1502
(F1012)

LTD163D

PX-40TSi

SafeDisc2.0

1回目

17

18

12

×××
 

○○○○○

○○○○○

2回目

13

20

13

○○××
×

○○○○○

○○○○○

3回目

0

15

2

×○○○○
○○
×○○

○○○○○

○○○○○

4回目

6

17

9

×○○○×
○○
×○○

○○○○○

○○○○○

5回目

0

8

0

○○○○○
○○○○○

○○○○○

○○○○○

SafeDisc2.5

1回目

0

5

0

○○○○○
○○○○○
○○○○○ ○○○○○

2回目

22

22

22

×××
※1
○○○○○ ○○○○○

3回目

0

8

2

○○○○○
○○○○○
○○○○○ ○○○○○

4回目

3

17

2

○○○○○
○○○○○
○○○○○ ○○○○○

5回目

8

18

15

××××
※1
○○○○○ ○○○○○
SafeDisc2.8

1回目

4

19

3

×××
 
○○○○○ ○○○○○

2回目

0

5

0

×○○○○
×○○○○
○○○○○ ○○○○○

3回目

24

23

23

×××
 
○○○○○ ○○○○○

4回目

21

21

22

×××
 
○○○○○ ○○○○○

5回目

8

21

13

×××
 
○○○○○ ○○○○○
SafeDisc2.9

1回目

12

21

9

×××
※1
○○○○○ ○○○○○

2回目

20

22

16

×××
 
○○○○○ ○○○○○

3回目

21

22

19

×××
 
○○○○○ ○○○○○

4回目

15

21

11

×××
※1
○○○○○ ○○○○○

5回目

7

18

4

×××
※1
○○○○○ ○○○○○

注:ウィークセクタエリア及びバッドセクタエリア以外の読み取りエラーについては除外。

※1 チェックプログラムがフリーズ。(注:危険、場合によってはOSごと固まる。)

その他:SD-M1401でバッドセクタを計測するとSD-M1502

備考

項目

内容

バックアップの可否

ドライブがRAWモードに対応していない為、バックアップ不可。

その他

RAWモードによる書き込みが出来ないため、バッドセクタが再現できず
SafeDisc(Ver1含む)はバックアップは不可能。
但し、Win2K環境ならばドライブによってはバックアップディスクからの
ゲームの起動も出来ると思われる。

 

使用ディスク

 

タイトル(使用ディスク)

バッドセクタ数

正式バージョン

SafeDisc2.0(2.0〜2.4) マイフェアエンジェル(DISC2)

599

SafeDisc2.30.031
SafeDisc2.5x(2.51〜2.7)

IZUMO(DISC2)

598

SafeDisc2.51.020
SafeDisc2.8

てんあく(DISC2)

598

SafeDisc2.80.010
SafeDisc2.9

夏神楽(DISC2)

578

SafeDisc2.90.040

SafeDisc3.15

おまえのなつやすみ

579

SafeDisc3.15.010

 

 

テスト環境

 OS Windows98SE(書き込み及びバッドセクタ数確認)、Windows2000SP4(起動確認)

 ASPI Adaptec4.60

 使用メディア リコー CD-RW(1-4倍速) 650MB/74min 

         三菱 RW80QU CD-RW(1-4倍速) 700MB/80min

         三菱 RW74QU CD-RW(1-4倍速) 650MB/74min

         富士フィルム CD-RW74B CD-RW(1〜4倍速対応) 650MB/74min

  書き込みに使用したメディアは、全て同じ物をバージョンごとに繰り返し使用しています。
   1.DCR-111で書き込み
   2.バッドセクタ数、及び起動確認後、PX-W5232TAで完全消去
   3.PX-W5232TAで650MBのデータ(ダミーデータ)を書き込み
   4.PX-W5232TAで簡易消去
   5.再びDCR-111で書き込み

 イメージ作成及び書き込みソフト DiscJugglerStandard

 イメージ作成ドライブ PX-W5232TA F1.04

 書き込み条件 DiscJugglerStandard(RAW-OFF) 4倍速

 起動確認ドライブ1 SD-M1502 F1012(I・OデータのI-CONECTケースでIEEE1394変換)

 起動確認ドライブ2 LTD163D (I・OデータのI-CONECTケースでIEEE1394変換)

 起動確認ドライブ3 PX-40TSi TLA#0101 F1.05(SCSI I/F AHA-2940AUに接続)

 

起動確認

1. SD-M1502は10回中何回起動するか確認。(LTD163DとPX-40TSiは5回。)

2. 3回連続で起動に失敗した場合、また起動チェックに異常に時間がかかる場合は
  その時点で中止。

 


ウィークセクタの再現度

SD2.0〜2.4

SD2.5x〜2.8

SD2.9

97A1 6804 082A 7D65 AAED 5859 7E80 3F65 5A5F 1212 14B9 2D9E 3916 9B6D 3045 15FA

×

×

×

SD3.15

2959、2929、5959、297C、597C、7C59、7C7C、A7B9、C9B9、CCB9

×
(C2エラーを検出)

※通常、SD2.0のウィークセクタ(7D65と3F65)を再現できないドライブで書き込んだディスクはウィークセクタエリア内にC2エラーが発生しますが、DCR-111で書き込んだディスクにはC2エラーはありませんでした。(但し該当個所でC1エラーが多めに出ます。


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