PCV-S620のCPUを交換(Celeron-1.2G編)


 

注)本ページに書かれている分解・改造等を行いますとメーカー保証は受けられなくなりますのでご注意下さい。

必ず自己責任でお願いします。

 

Celeron-500と下駄の組み合わせによるCPUのアップグレードでも特に問題が出なかったのでいよいよ本命であるCeleron-1.2GHzへのアップグレードに入ります。

事前に掲示板等で動作確認された方がいるとはいえCPUはデリケートな部品なので作業は極力慎重に行いました。

尚、交換の作業の内本体カバー開けるところから電源の取り外し、元CPUの取り外しまでの作業工程はCeleron-500編と全く同じですのでそちらを参照して下さい。

 

1.取り付け部品の一覧

PCVS620CPU_06.JPG - 57,809BYTES

アップグレードで使用するパーツの一覧です。

 

2.取り付け部品の確認(CPU)

PCVS620CPU_09.JPG - 23,133BYTESPCVS620CPU_10.JPG - 36,164BYTES

メインとも言えるCPUは Celeron-1.2GHz Tualtinコア FC-PGA2タイプです。
購入価格はビックピーカン新宿西口店で\5680+消費税別&10%還元でした。

 

3.取り付け部品の確認(SLOT-1⇒SOCKET370変換下駄)

PCVS620CPU_08.JPG - 26,362BYTESPCVS620CPU_11.JPG - 39,878BYTES

今回使用した下駄はTualtinコアに対応しPCV-S620と同じマザーボードを搭載したPCV-S710で動作報告があったPL-iP3/T Rev.2.0を使用しました。
購入価格は秋葉原のOVERTOPにて平行輸入品の物で\3810+消費税でした。

 

4.取り付け部品の確認(CPUファン)

PCVS620CPU_07.JPG - 26,589BYTESPCVS620CPU_12.JPG - 35,983BYTES

CPUに付属しているCPUファンでは取り付け後電源ユニットと干渉してしまう為FC-PGA2タイプに対応した
小型のファンが必要でした。
ネット上で色々調べていたところ、PCV-S520でCeleron1.2GHzにアップグレードされた方のページを
見つけそこで使用されていたファンを使うことに決めました。
型番はワイドワークS3710-5015、購入価格はソフマップシカゴ店で1479円+消費税でした。

 

5.CPUの下駄への取り付け

PCVS620CPU_13.JPG - 70,080BYTES

CPUを下駄に取り付けますがこの時、静電気でCPUを破壊してしまう危険があるため予め金属などに
触れて体にたまった静電気を逃がしてやります。
その後下駄のソケット部分の下にあるレバーをゆっくり引き上げ取りつけ方向に注意しながらソケットの
切り欠きに合わせてCPUを挿し込みます。
CPUがソケットに完全に挿し込まれている事を確認したらゆっくりレバーを戻します。
(写真のCPUは一回テストの為に純正ファンを取りつけた為CPUの放熱板に熱伝導シールの跡がついています。)
尚、レバーはソケット外側方向からよりは、内側方向から引っ掛けるような感じで引き上げたほうがうまく上がります。

 

6.CPUファンの取り付けバネの調整

PCVS620CPU_14.JPG - 47,280BYTES

続いてCPUファンの取り付けに入りますがその前にCPUファンの固定用バネのアジャスターをFC-PGA2用
の位置に移動します。

 

7.CPUファンの取り付け

PCVS620CPU_15.JPG - 61,980BYTES

バネの調整が終わったら続いてCPUファンを取り付けます。
CPUファンのバネは硬いので周りの部品を傷つけないように慎重に作業します。
ファンを取り付け終わったら、次にCPUファンの電源コネクターを下駄の左上にある電源プラグ部分に
接続します。

 

8.CPUの本体への取り付け

PCVS620CPU_16.JPG - 60,153BYTES

いよいよCeleron1.2GをPCV-S620本体に取り付けますが、その前にPL-iP3/Tは内部でCPUに
合わせて電力を生成する仕様の為、付属の電源ケーブルを使用してPCの電源と接続する必要があります。PL-iP3/T付属の電源ケーブルは二股になっているので片方を電源側にもう片方をドライブ側に接続します。(HDドライブを増設していなければコネクタが1つ余っているのでそのまま接続できると思います。私の場合はCD-RWドライブの電源ケーブルに接続しました。)
尚、PL-iP3/Tの電源ケーブルはクリップ等でまとめておくと、後の作業が楽だと思います。
電源ケーブルの接続が完了したらCeleron-500の時と同じ要領でCPUを取り付けます。

 

9.電源の取り付け

PCVS620CPU_17.JPG - 56,701BYTES

取り付けが完了したら電源を元に戻します。
この時、電源部のファンとCPUの隙間はほとんど無いので慎重に作業します。
(電源投入の際のトラブルが心配な方はHDDやCDドライブのケーブルを外しておいた方がいいかも
しれません。)

 

10.動作確認

PCVS620CPU_23.JPG - 22,178BYTES

CPUの取り付けが完了したので早速動作確認をしてみます。
電源を入れるとBIOS画面上では何故かPentium-Pro500として認識されています。

 

11.ベンチマークの結果(HD BENCH)

PCVS620CPU_23.PNG - 7,930BYTES
PCVS620CPU_24.PNG - 26,064BYTES

Pentium II -400の時の数値は16000程度だったので、実質3倍のスピードアップです。
何故か表示はPentiumIIIとなっていますが無事1.2GHzで動作しているようです。

 

12.PCViewによるCPU情報

PCVS620CPU_25.PNG - 12,105BYTES

PCView Ver. 0.6.2.0でCPU情報を取得して見ましたがきちんと認識されました。
またCeleron(Mendocino)及びPentiumIIではサポートされていなかったSSEにも対応しているので、
動画編集等でも処理速度の向上が期待できそうです。

 

 

交換後、深刻なトラブルは発生していませんがファンレスだった以前と比べて騒音がかなりひどくなりました。しかしCPUのアップグレードの効果は予想以上だったので、個人的には満足しています。
当初、予定していた予算を少しオーバーしてしまいましたが将来的に1.4GHzへ乗せ換えも可能なので
暫くはPCV-S620をメインマシンとして使用したいと考えています。


PCV-S620のCPUを交換(Celeron-500編)

 

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